新たにお店を開業しようとする方が、最初にやるべきは物件探しではありません。商品開発でもありません。
最初にやるべきは経営を学ぶことです。
サンクジャパンの強みは、経営戦略づくり、金融機関対応および事業計画策定のサポート、物件探し(不動産仲介)、店舗の設計・施工まで、ワンストップで対応できることです。
今回は、「経営戦略づくり」と「金融機関対応および事業計画策定のサポート」を行う「39スクール」について紹介いたします。
「39スクール」とは?
「39スクール」とは、これからお店や事業をはじめたいと考えている方を対象とした、お店づくりを戦略から学べる無料プログラムです。
講師を務めるのは、サンクジャパン代表の清水です。戸田市、所沢市、町田市で各々月1回開催している経営戦略を学ぶ勉強会「参九塾」で、約10年間、講師を務めている実績があります。
経営者の方を中心に、具体的な事例を交えながら複数人で学ぶ「参九塾」とは異なり、「39スクール」は、これからお店や事業をはじめる方とマンツーマンで行います。
1回約2時間の面談を計5回。約10時間の面談が終わるころには、そのまま金融機関に持ち込める事業計画書が完成し、3年後の未来予想図までが描けています。
また、21年間の銀行勤務経験を持つサンクジャパン不動産室室長・石井が、金融機関からの事業資金調達面をサポートします。
これらのサポートも無料。物件探しやお店やオフィスの設計・施工もしっかりお手伝いしますが、その前段階の「準備」もお任せください!
「39スクール」では、事業者が販売競争に勝つための戦略「ランチェスター戦略」を基軸に、清水がこれまでの経験から得た独自の視点を加えたオリジナルの経営戦略が学べます。
「ランチェスター戦略」とは、戦力に勝る「強者」と戦力の劣る「弱者」が、それぞれがどのように戦えば戦局を有利に運べるのかを考えた戦略論。元は第一次世界大戦での航空戦から生まれたもので、現代では、実践的なマーケティング理論として広く活用されています。
有名なところでは、「ソフトバンク」の孫正義さんや、「H.I.S」の澤田秀雄さんも自社の経営戦略の中心に諸用されています。
これからお店や事業をはじめる方は、例外なく「弱者」です。「弱者の戦略」をわかりやすく学び、「強者」に負けない戦略を身につけましょう。
「39スクール」の内容① 自分の強みを知り、ライバルを知る
「39スクール」で最初にやることは、「自分の強み」をハッキリさせることです。経営は、自分の強みを表現することでしか上手くいきません。そして強みとは、自分がこれまでにやってきたこと(できること)の中にあるのです。
「自分の強み」がわかったら、次に「ライバルの有無」を確認します。
そのライバルは、歴史も知名度もお金もある「強者」です。新規参入する「弱者」が同じことをしても結果は目に見えています。
例えば、大手スーパーがある地域に、何でも扱う個人商店を出店するとします。価格、品数、種類、どれをとっても大手スーパーに勝てるわけがありませんよね?
「弱者」が「強者」に勝つためには、事業をより細分化していき、尖った事業にしていく必要があるのです。
「39スクール」の内容② どこで、誰に、何を売るか
どこで(地域)、誰に(客層)、何を売るか(商品)。この3つを決めることは大切です。
例えば、長年、銀座の高級寿司で、上場企業の経営者に料理を振舞っていた料理人が、オーナーとして地元の戸田に出店するとしましょう。
商品はもちろん「寿司」。銀座の高級店をそのまま持ってきたようなお店にする予定。「銀座で流行っているお店だから、戸田でも繁盛するはず」だと自信満々です。
どこで(地域):戸田市
誰に(客層):戸田市にお住まいの方
何を売るか(商品):銀座で人気の高級寿司
一見すると、3つの要素をしっかり決めているように見えますが、客層と商品は本当にマッチしているでしょうか?
もちろん完全なミスマッチとはいいませんが、銀座ほど狙った「客層」の方が集まっているとは思えません。「客層」を考えずに、売りたい「商品」を決めてしまうことは、多くの方が陥りやすい傾向にあります。
「商品三分に売り七分」といいますが、どんないい商品であっても、売り方や伝え方、売れる仕組みがよくなければ売れません。
「商品」を決める前に、「地域」と「客層」を明確にしておく必要があります。この2つが見えているからこそ、そこで喜ばれる「商品」が決まるのです。
また、「商品」には、雰囲気やサービスも含まれます。1度だけでなく、2度、3度お店に訪れてもらえるような仕組みをつくることが重要です。
「39スクール」の内容③ 頭の中を可視化する9つのマトリクス
「何で一番になりたいか?」を決めることは重要です。何かで一番になることはすごく大事なこと。そこを軸に事業展開を行うのです。
1番になりたいことを、整理して可視化するために「9つのマトリクス」を作成します。
「地域」「客層」「商品」の3つの要素の、「重点」「中心」「範囲」を決めていく作業です。単純そうに見えますが、「39スクール」に参加された皆さんが、いつも迷いながら作成している姿が印象的です。
「重点」は、自分の一番強み。事業の広告宣伝を打つときにアピールする内容です。
「重点」をやることで、必然的に広がっていくのが「中心」。ここが、あなたの一番になりたい部分です。
「範囲」は、ここまでしかやらないというものを記入します。実は、やらないことを決めるのも重要な作業なのです。
最初は不安な表情も見えた「39スクール」参加者も、この「9つのマトリクス」を埋めた頃には自信に満ちた顔になっています。
やるべきことが見え、迷いがなくなりスッキリしたのでしょう。
感覚的にはできている経営者の中にも、論理的に自分の中に落とし込めていない方はいます。自分以外の人に的確な指示ができず、事業がブレてしまうことがあるのです。
この「9つのマトリクス」さえ共有できていれば、その心配もありません。
サンクジャパンでも、各部署ごとに「9つのマトリクス」を作成し共有しています。
継続している方に失敗者はいません!
「39スクール」で学んだことは、定期的に見直して、修正を加えることが重要です。
手前味噌にはなりますが、これまで「39スクール」を受講して、継続的に見直しを行っている方で事業に失敗している方は一人もいません。
「39スクール」受講後に月1回行っている「参九塾」に来ていただく事もおすすめしています。
事業を続け、自分たちのレベルが上がれば、当然、できることも変わってきます。
また、「39スクール」で学んだことは、ビジネス以外にも転用できることが多々あります。
今後、【TOPICS】にて「39スクール」を受講した方々のインタビューも掲載予定です。お楽しみに。
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