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清澄白河をまち歩き

更新日:2022年12月5日

清澄白河のまちづくりを学ぶ

サンクジャパンが地元戸田で取り組む事業の参考とすべく、東京の東側エリアで魅力的なまちづくりが展開されている清澄白河の街を、理化学ガラス老舗卸問屋「関谷理化株式会社」の関谷社長に紹介していただきながらサンポしました。

リカシツ

2014年に築50年のアパート兼倉庫を店舗リノベーションされたfukadasoの一室に入居する「リカシツ」からスタート。

「リカシツ」は、理化学+インテリアを目指した関谷理化株式会社が運営するアンテナショップで、実際に研究室でプロが使用している理化学製品と理化学ガラス職人が加工したオリジナル商品が販売されています。



学生時代に理科室で見たどこか懐かしい理化学製品が整然と並ぶ商品棚、各種ロートが植栽とともにディスプレイされた壁面、天井から吊るされたガラス製照明器具、たくさん飾られている店長自家製ドライフラワーなど、いちいちオシャレな空間です。



店舗2階はテラリウム専門店「Terrariums」で、苔のテラリウムワークショップにも参加出来ます。




関谷社長の「我々がずっと関わってきた理化学ガラス職人の技術が活かせる”新たな仕事づくり”は、理化学問屋としての役割だと思っている」という言葉からは、老舗企業の責任や覚悟を感じました。


理科室蒸留所

まちサンポのお供には「理科室蒸留所」の水出し珈琲をいただきます。


「理科室蒸留所」は、「リカシツ」より新たに生まれた職人の技術・理化学基礎研究・国産蒸留器の技術を伝えていくべく蒸留に特化した店舗です。


水出し珈琲は、近隣のARISE COFFEE ROASTERSさんで焙煎された豆を、理化学ガラス職人の作った水出し珈琲装置で6-8時間かけてゆっくりと抽出されています。1秒1滴の速度で抽出することで苦みや雑味がないスッキリとした味わいで、とても美味しかったです。


店舗奥には、リカシツの家庭用アロマウォーター専用蒸留器「リカロマ」もディスプレイされています。


LUFF

築80年の建築<清澄長屋>の一角にある花と植物のお店「LUFF」

珍しい花や植物が所狭しと飾られている店内は、さながらジャングルのようで、お店を回っているとワクワクしてきます。

また、日本における”ハーバリウム(植物標本)”の先駆けとなったお店でもあり、今でも大人気とのこと。


MAKOO

リサイクルレザー(本革を裁断したときの破片を集めて粉砕し、再加工した素材)というエコな素材を使って全く新しいプロダクトを生み出していくライフスタイルショップ「MAKOO」

若手アーティストのものというスタジオ入口壁面のアート作品、強化段ボール什器に並んだバック、カードケースなどのプロダクトも素敵でしたが、何よりMAKOO代表の壽真琴さんのお話が最高でした。

「使い心地がいいから、ずっと使っていきたい」と思ってもらえるような丁寧なモノづくりへの熱い思いがひしひしと伝わってきました。

さりげなく置かれたアイテムにもアートが感じられる素敵な空間で、また訪れたくなるお店です。

個性的な店舗がたくさん

今回のサンポでは外観だけでしたが、たくさんの個性的な店舗をご紹介いただきました。

L&HARMONY

職人技術と現代スタイルを調和したセレクトショップ


KOFFEE MAMEYA Kakeru

国内外のロースターの豆を揃えるコーヒー豆のセレクトショップ


Allpress Espresso

Allpress Espresso東京ロースタリー&カフェ


ANDO GALLERY

若手現代美術作家の作品を中心に新しいアートを発信


TOKYOBIKE TOKYO

地上3階建のフラッグシップショップが2021年7月にオープン


ヒキダシ

まちサンポ後の感想

関谷社長とリカシツ店長の奥様が、実際に清澄白河・森下エリアをサンポした際に出会ったお店を掲載したリカサンポのロートMAP Vol.5には108ヶ所のお店が紹介されています。

今回のまちサンポでは、その中の一部への訪問でしたが、歩いて回れる範囲にこれだけの個性的なお店や建物が存在するこのエリアの懐の深さを痛感しました。

また、どのお店も古い建物や空間を活かしたリノベーションで、”まちの風景に溶け込んでいる”かつ”古くて新しい”ことがすごいなと感じました。

まちの歴史、背景、規模感の違いはあるけれど、サンクジャパンが地元戸田で展開する事業の参考とし、このエリアのまちづくりの良いところを取り込んでいきたい。

最後になりましたが、関谷理化株式会社の関谷社長、有意義で貴重な体験をありがとうございました。

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