一棟貸し旅館
- @39JAPAN
- 11月14日
- 読了時間: 4分
こんにちは。
今日は朝事務所に行かず、自宅最寄駅のスターバックスコーヒーにて仕事をして、その後墨田区の現場確認に行きました。
そしてこの後14時から九段にある九段ハウスさんで行われる、吉田カバン90周年のイベントに伺って参ります。
九段ハウスさんは、サンクのお客様でもある東邦レオさんが管理している洋館で、とってもごきげんな建物。
新潟出身の山口萬吉さんと言う財界人の私邸として1927年に建築されたスパニッシュ様式の洋館でして、過去に3回ほどお邪魔させていただいておりますが、行くたびに当時の建築デザインの素晴らしさに惚れ惚れしてしまいます。
個人的には最近は、FREITAGばかりだったので、久しぶりに吉田カバンも使ってみようかしらなんて思っております。

さて、今日のブログは、とてもお天気が良いので靖国神社の椅子に座りながら書かせていただいております。
お昼どきなので、お弁当を買って食べているビジネスマンや、定期的に参拝している日本の方や、もちろんインバウンドの外国の方もたくさんおります。
数年前の靖国神社には、こんなに多くのインバウンドの外国人の方はいなかったですね。
それは、この場所だけに限りませんが。

本日のテーマである「一棟貸し旅館」。
みなさん何のことだかお分かりになりますでしょうか?
民泊はかなり浸透してきているので、ご利用になった方も多くいると思いますが、一棟貸し旅館はどうでしょう?
民泊と一棟貸し旅館の違いを簡単に説明しますと。
民泊:個人の住宅を宿泊利用に“転用”した形。
一棟貸し旅館:宿として“設計され、サービス品質を備えた”丸ごと貸切の施設。
と言うことになります。
民泊は自治体により様々な制限があり、宿泊可能な日数制限などもあります。
しかし、一棟貸し旅館は旅館業を取得しますので、日数の制限もなく、そのお宿を一団体でまるっと借りる形になります。
2030年には6000万人にも増えると言われているインバウンド。
団体で来日する外国の方を受け入れるには、ホテルのキャパでは追いつかず、民泊や一棟貸し旅館がその受け皿となっている現状を鑑みると、まだまだ増えていく予測はつきます。
弊社も11月に設計施工した2棟の一棟貸し旅館をお引き渡し致します。
行政との調整、消防との確認など慣れていないと少し厄介な旅館の設計施工。
実は色々なトラブルが世の中的には起きているとよく聞きます。
サンクは過去にも、この一棟貸し旅館を多数設計施工しております。
もちろん最初は手探りで、調べながら検討しておりましたが、多くのお客様からのご依頼で、かなりのノウハウは蓄積させていただきました。
インバウンドの方々、特にどの国の方々が多いのかなどリサーチして、その方々が好むデザインと機能性を盛り込んでいく。
家と違って基本短期間の滞在になりますので、少し奇抜なデザインを取り入れることができるのもお宿の楽しみですね。
お引き渡しが終わりましたら、会社のSNSやホームページにて施工事例をアップしていきますので、のぞいていただけたら幸いです。

私たちが本社を構える埼玉県戸田市には、インバウンドの方を対象にしたサービスやホテルはまだありません。
東京に一番近い埼玉県の市として、今後はその辺りも視野に入れていかないといけないなと考えております。
戸田市が目的地となるようなサービスや飲食店、お宿などができたら、いや作っていくことが今後のサンクのビジョンになっていくと思っております。
今、戸田市にない、あったらいいな!をこれからもカタチにしていきたいと思っておりますので、どうぞご期待ください。
と言いながら、一社で進めていくのはとても資金も時間もかかりますので、同じビジョンを描ける会社様との協業は今後必須ですね。
そんな会社様との出会いも楽しみにしております。
という事で、本日のお話はここまで。
それでは、みなさま!
ごきげんな毎日を!
そして、楽しい景色をデザインしましょう!
シミズキミヒコ