多様性
- @39JAPAN
- 9 時間前
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先日、家人と倅が見ていたドラマをお風呂上がりに少しだけ一緒になって見ていました。
内容は、一人の若い女性が昭和チックな部長のやり方に反旗を翻し、一種の革命を起こす!みたいな話だったかと。
そのお話の中心にある発想が「多様性」を受け入れるか否かという内容でした。
ドラマの内容としては、その昭和チックな部長に嘆願書を提出し、昔ながらの考え方や、やり方を変えていただくために、申し入れをしていました。
結果、受け入れてもらい、若い方を中心に良くやったと大騒ぎな社内。
しかしその後、社内には今まで吹き出していなかった問題が次から次へと露呈してくる。
上司があまり話を聞いてくれない・・・
お昼休憩の時間が足りない・・・
言い換えれば、みんながわがままに自分中心に発言をしまくる最悪の状況に。
その後は寝てしまったので見ておりませんが、なんとなく展開のイメージはつきそうです。
そう、多様性、ダイバーシティ。
言うは易しですが、しっかり組織に根付かせるのはとても難しいこと。
今から少し、私シミズの個人的なお話をしますのでしばしお付き合いください。
2007年に起業し、少しづつですが会社の仲間たちに恵まれ、多少の出入りはありながら7人くらいの組織になった2018年頃のサンクジャパン。
20代半ばの若い男性が入社してくれて、彼の第二新卒がスタート。
合理的かつ効率的な考え方を信条とする彼は、彼なりに会社の仕事を一生懸命取り組んでいました。
しかし、私シミズと全く進め方が違い、毎日イライラする日々が続きます。
そんな日々が続く中で、私のイライラがピークに達し、こともあろうか激昂してしまったのです。
「なんでそんなやり方をするんだ、しっかりみんなと同じようにやれよ!」と。
その後しばらくして、冷静になった私はあることに気がつくことになります。
「ちょっと待てよ、毎日サボることもなく一生懸命仕事はやってくれている。
進むべき方向性もそんなに違っていない。
ただ、アプローチの仕方が私と彼とは違うだけなのではないか???」

そう、ここで初めて私は「多様性」と言う言葉と向き合うことになります。
今までの私は、やり方やアプローチまで自分と同じでないとダメだと思い込んで生きてきていました。
進むべき目標が一致していれば、アプローチの仕方はその人の得意なやり方でやる方がいいはず。
リーダーの私が示さなくてはいけないのは、アプローチの仕方ではなく、進むべき方向に分かりやすく旗を立てる事なんだと。
それからと言うもの、自分で言うのも変ですが、ほとんど生きていて感情に任せて怒ることがなくなりました。
会社の仲間たちとの関係性も、より穏やかになった気がします。
その結果、全く求人を掛けなくても、働きたい方がお問合せをして来てくれるような会社になりました。
そんなこんなで15名の組織になり、退職していく仲間も殆どいなくなりました。
「多様性を受け入れる」
ここには一つのルールがあると、会社の仲間が私に教えてくれました。
それは、なんでも受け入れていてはダメです。
それはただのワガママです。
会社にとって利益になること!
という前提のもと受け入れるか否かを判断する。
そうでないと、前述したドラマのような結果を招いてしまうことになります。
失敗を通して私も多くのことを学んできました。
でも、いつも教えてくれるのは会社の仲間たち。
本当にありがとうございます。
これからもまだまだたくさん教えてください。
お願い致します。
と言うことで、今日は多様性について書いてみました。
私の話ばかりでしたが、何かの一助になれば幸いです。
それではみなさん!
ごきげんな毎日を!
そして、楽しい景色をデザインしましょう。
シミズキミヒコ
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